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フレンチブルドッグのルーツは、イギリス原産のブルドッグ。ブルドッグにおける10kg前後の個体は小型とされ、闘犬としての迫力にやや欠けるせいか、あまり評価されていませんでした。
小型のブルドッグはイギリスの労働者階級に安価で売られ、やがてイギリスの労働者たちがフランスに出稼ぎへと出た際、一緒に持ちこまれました。 持ち込まれた小型のブルドッグは、ピンシャー種・テリア種といったフランスの小型犬と交配され、やがてイングリッシュブルドッグには見られない立ち耳を持つ個体が誕生しました。
特徴的な外貌を持つコウモリ耳のブルドッグは、フランスの上流社会や芸術家の面々に愛され、瞬く間に人気を博すことになります。 その後「フレンチブルドッグ」として、独立した犬種として認められ、原産国・フランスのみならず、アメリカや日本でも高い人気を得ています。

フレンチブルドッグの魅力

ユーモラスな表情
「バッド・イヤー」と呼ばれるコウモリ耳・きょろっとした大きな眼・深いしわのある顔で、愛嬌たっぷりの表情を持つフレンチブルドッグ。 どこかおどけたようにも見える表情は、愛らしく親しみを感じます。
ギャップのある体
愛らしさのある表情を持つ一方、フレンチブルドッグの体は力強く筋肉質です。 闘犬としての歴史を持つブルドッグの血を引いているだけあり、低い重心の体はコンパクトながらしっかりとした骨格を持っています。
愛らしい性格
ブルドッグが持つ獰猛な闘犬気質は交配を重ねる毎に弱められ、フレンチブルドッグは飼い主さんや家族はもちろん、ほかの犬にも愛嬌をふりまく友好的な性格です。 好奇心旺盛で、少し気まぐれな一面も思わずかわいげを感じさせます。

フレンチブルドッグが気をつけたい病気とケガ

皮膚疾患

犬にとって、代表的な疾患の一つ・皮膚疾患。 細菌感染、寄生虫、アレルゲンなどの誘発物質などを主な原因として発症します。

フレンチブルドッグは、顔のシワの間に汚れがたまりやすいため、皮膚疾患にかかりやすい犬種です。 また、短毛種で通気はよいのですが、紫外線が皮下に届きやすいので、ご注意を。
膿皮症(のうひしょう)
細菌感染により発症する、最も多い皮膚病と言われている膿皮症。細菌感染の深さにより、潜在性と深在性に分けられます。

潜在性膿皮症の特徴は、毛包炎です皮膚の発疹とともに、かゆみも発生します。再発する場合が多く、アレルギーとの関連性も指摘されています。

深在性膿皮症は、細菌に感染した毛包が崩壊することにより、毛包を中心として真皮や皮下脂肪織に波及する皮膚炎です。 赤色や紫色をした、直径1cm以上の発疹が隆起状に発出し再発を繰り返します。通常はかゆみより痛みが強く、重症の場合は合併症を起こすなど治療が難しくなります。
マラセチア症(マラセチア性皮膚炎)
脂肪を栄養分として活動する真菌・マラセチアにより発症する皮膚炎や耳道炎です。 犬にとっては一般的な病気のひとつで、健康な状態でもマラセチアは皮膚・耳道に存在します。

アトピー性、食品・ノミなどのアレルギー性による皮膚の炎症が起きたり、皮脂の産生が増えたりすると、マラセチアが過剰に増殖します。特に耳では、耳垢が多く出るとともに、耳道の湿りがちになるため、外耳炎・内耳炎を発症しやすくなります。

マラセチア性皮膚炎にかかると、激しいかゆみや皮膚の発赤、かさつきあるいはべたつきといった症状が出ます。
接触性皮膚炎・アレルギー性皮膚炎
皮膚を刺激する有害物質・アレルギーを起こす物質(アレルゲン)に接触することで、発症する皮膚炎です。 接触した部分の皮膚に、炎症・発疹・水疱・ただれがみられます。
ノミアレルギー性皮膚炎
ノミの唾液に含まれているタンパク質に過剰反応して発症する皮膚炎です。背筋に沿ったライン(腰や尾の部分)に、よく症状があらわれます。

炎症による皮膚の発赤・発疹・脱毛がみられ、強いかゆみから皮膚を舐めたりかいたりしてしまい状態が悪化しがちです。
アトピー性皮膚炎
人間と同じく、犬にも好発するアトピー性皮膚炎。 はっきりとした原因はまだ解明されていませんが、皮膚から原因物質(抗原)が侵入し、抗体が結合することで、炎症反応が起きると言われています。

外耳・顔(とくに眼の周囲)・手足・指間・わきの下・腹部に多く発症し、かゆみを伴います。

眼疾患

フレンチブルドッグの眼は大きく刺激を受けやすいため、感染性による眼病が起こりやすいとされています。
結膜炎(眼瞼結膜)
眼球とまぶたを結ぶ「結膜」が炎症を起こしている状態で、よくみられる眼疾患のひとつです。結膜は外界に露出するため、直接的な刺激を受けやすく炎症を起こしがちです。

原発性の結膜炎は、細菌・ウイルス感染による発症が多く、寄生虫や化学物質によるアレルギーによって発症する場合もあります。 続発性の結膜炎は、ドライアイ、まぶた・まつ毛の疾患、角膜炎、緑内障など眼周囲の異常を原因とする発症が考えられます。

症状は、眼分泌物・充血・流涙・不快感など。
乾性角結膜炎(KCS)
涙液の減少により、角膜や結膜の表面に炎症が起きる病気です。 ジステンパーウイルスの感染・外傷・薬物感作・原因のはっきりしない自己免疫性など、発症する原因は様々です。

初期症状は、結膜の充血や浮腫がみられ痛みを伴います。 病気が進行すると、痛みを伴わなくなるとともに、結膜・角膜への色素沈着が発生。粘液膿性の目やにがまぶたに付着します。
色素性角膜炎
角膜に炎症が起こり、血管の新生と色素沈着がみられる状態です。 ブルドッグやパグのような短頭種では、角膜表面の過度の露出や涙液の減少・眼瞼内反が原因として考えられます。
慢性表層性角膜炎(CSK、パンヌス)
通常血管のない角膜内の血管新生、炎症を伴う肉芽組織の造成がみられます。 また、眼球を保護する役割を持つ瞬膜にも症状が出ることが多く、進行すると視覚障害を発生します。発症する要因は、自己免疫・紫外線が関係すると考えられています。

通常は両眼同時に発症しますが、早期の段階ではどちらか片側の目における症状が進行している場合があります。
眼瞼内反症
眼瞼縁(まぶたのふち)の一部あるいは全体が、眼の内側に巻き込まれている状態を指します。眼瞼に生える被毛と角膜が接触しているため、角膜疾患を引き起こすケースが多々あります。

先天性の場合は、眼瞼裂(まぶたの切れ目)が形成された後に発症します。 後天性の場合は、外傷を修復する際に伴う瘢痕(はんこん)の形成による「瘢痕性」・前眼部(角膜表面)の病気の痛みに伴う「けいれん性」・加齢に伴う眼輪筋の緊張低下による「弛緩性」により発症します。

症状は、内反の程度や角膜炎の有無などにより様々です。主に、眼・瞬膜の突出、眼瞼けいれん、表層性角膜炎・角膜潰瘍・ぶどう膜炎がみられます。

眼瞼内反症は下眼瞼(下のまぶた)にて発症しやすいとされていますが、上下ともに発症する可能性もあります。
眼瞼外反症
眼瞼縁が外側へと反っている状態です。 眼瞼内反症と同じく先天性と後天性に分けられ、遺伝性・瘢痕性・けいれん性・弛緩性と発症要因も同様です。

眼瞼が外反すると、露出性の結膜炎や角膜炎を発症するリスクが高まります。 また、眼瞼内反症と眼瞼外反症を同時に発症する可能性もあります。

咽頭・呼吸器系疾患

鼻孔狭窄症
鼻道は「外鼻孔~鼻腔~後鼻孔」を通じて、咽頭部へと続いていきます。 左右にある鼻孔が狭まる両側性狭窄症や呼吸の閉塞は、短頭種気道閉塞症候群や粘膜のポリープなどにより発生します。

ブルドッグやパグなどの短頭種にみられる鼻腔狭窄は、先天的な構造異常に起因するものが多く、外鼻孔の形に異常や変形があると重症になりがちです。軟口蓋過長症や喉頭(のどぼとけ)の位置変化によっても発症しやすいとされています。

後天性による場合は、感染症や粘膜の肥厚・浮腫の発生が原因となり、開口呼吸や胡弓困難がみられます。
軟口蓋過長症
上顎の一番奥にある柔らかい部分を軟口蓋と呼びます。 軟口蓋からは粘膜が軽度に垂れています。伸びすぎた軟口蓋が喉頭蓋を覆い、気道を塞いでしまう状態を軟口蓋過長症と言います。

最も特徴的な症状はいびきです。 ほかには、開口呼吸・鼻を鳴らすような呼吸・呼吸が早くなる・鼻腔や気管の狭窄・声帯の反転・のどの炎症といった症状もみられます。

重症になると呼吸困難に陥り、チアノーゼ(粘膜が紫色になる)を起こします。
短頭種気道閉塞症候群
鼻孔狭窄症・軟口蓋過長症など、いくつかの症状が要因となり発症します。

ブルドッグ、パグ、シーズーなど短頭種特有の体の構造が主な原因です。 短頭種気道閉塞症候群を発症すると、上部の気道閉塞・いびきや辛そうな開口呼吸・気温上昇時の激しい呼吸といった症状がみられます。

熱中症(熱射病・日射病)

温度の高い場所での激しい運動、直射日光を長時間浴びる、多湿で換気の不十分な場所に長時間いることで発症します。こうした高温多湿の環境下において起こる、さまざまな体の障害・症状を総称して熱中症と呼びます。

突然、高体温と極度の脱力感がみられるようになり、息が荒くなる・ぐったりする・尿便の失禁といった症状が出ます。

フレンチブルドッグは短吻種で呼吸器が短く、体温調整がしにくい体の構造をしているため、呼吸不全にならないよう注意が必要です。

尿石症

腎臓や尿路系器官(膀胱・尿管・尿道)において、無機質の固形物が形成されることがあります。 この固形物を結石(尿結石・尿道結石・尿路結石)と呼び、その多くは膀胱で形成され、最終的には尿道を通って排出されます。 結石にはいくつかの種類があり、多くは「ストルバイト結石」や「シュウ酸カルシウム結石」です。
ストルバイト結石
膀胱から尿道までの下部尿路系の器官に感染した、ぶどう球菌やプロテウス属の細菌(腸内細菌)が作り出す物質により、尿がアルカリ性になります。 こうした細菌の感染が認められない場合でも、
  • 食品、薬品、腎臓病などを要因として、尿がアルカリ性へと変化する
  • 食品にミネラルやタンパク質が多く含まれている場合、尿に多量のマグネシウム・アンモニウム・リン酸塩が含まれる
  • 水分の摂取が少ない場合、尿が濃縮される
上記のような複合的要因により、結石が形成されると考えられています。
シュウ酸カルシウム結石
結石が形成される理由は未だ判明しておらず、さまざまな要因が検討されています。

考えられている理由

  • 性ホルモンの影響
    比較的オスに多く発生するため、性ホルモンからの影響ではないか?
  • カルシウムの多い食事
    高カルシウム血症にかかると、尿内においてカルシウム濃度が増加するため、シュウ酸カルシウム結石が形成される危険性があります。
  • ストルバイト結石の治療
    シュウ酸カルシウム結石は、酸性により結晶化がみられます。 ストルバイト結石を治療する際には、尿をアルカリ性から酸性へとコントロールして治療を進めるます。そのため酸性へのコントロールが行きすぎると、今度はシュウ酸カルシウム結石を発生させやすい要因となってしまうと考えられます。
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